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山口県立萩美術館・浦上記念館 本館特別展示室(和風展示室) 茶室のしつらえ
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山口県立萩美術館・浦上記念館の茶室は、約1年間、ひとりのアーティストによる茶室の空間表現の場として公開されます。 第1回目として1997年10月から、萩市在住の作家・三輪龍作(みわ りょうさく)さんによる茶室のしつらえ「三輪龍作の美学 茶室のエロティシズム」が展開されています。 |
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三輪龍作の美学「茶室のエロティシズム」 |
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「人類は何千年にわたって大地の土を素材に、炎と神秘的な交情を重ねてきた」といい、「エロティシズムとは、生命の根源に連なるものであり、現代を生きる我々にとってはエロスを否定することの方が不自然である」とする氏によって、「侘、寂の意識にとらわれ、あまりにも禁欲的な感覚で語られてきた」日本の茶室は過去のものとなり、生命感にあふれた新しい茶室の美学が息づき始めた。 「茶の世界観は、日本が世界に誇れる稀有な美意識であり、あくまでも、その美意識に則った上での革新と創造でなければならない」とする氏の認識は、時代に先駆けることが伝統の継承につながる、という氏のやきものへの思いにも重なるものだろう。四百年の茶道の歴史が磨いた秩序の美学はここで初めて、密やかに内在させてきた己のエロスと向かい合う。そしてそれは、鏡を配した風炉先屏風に映る水指「夏子」のなめらかな背中に、また、卑弥呼シリーズに連なるハート型の金彩茶入れに立ち現れ、私たちの生命と響き合う。
この世に初めて生まれ出た空間にふさわしい設えである。氏にとっては「誰も見たことも触れたこともないものを出現させなければ、いま、我々が創作している意味がない」のだから。茶室という空間に初めて持ち込まれた大らかなエロティシズム。ここは、ハイヒール、卑弥呼、Love等のシリーズを通じて陶芸の「いま」を提示し続けてきた三輪龍作その人の濃密な作品世界であり、観る者に伝統と革新、創造と継承の在り方を問いかける意味では優れて現代的な空間であるといえるだろう。
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三輪龍作/十二代 三輪休雪(みわ きゅうせつ) |
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1940年
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萩市に十一代三輪休雪の長男として生まれる。本名、龍作。 |
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1959年
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画家を志望し、絵画を始める。ムンクや谷崎、太宰の文学に惹かれる |
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1967年
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東京芸術大学陶芸科大学院修了。処女作「ハイヒール」をつくる |
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1968年
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個展「三輪龍作の優雅な欲望展」東京・壱番館画廊 |
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1970年
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個展「三輪龍作の愛液展」東京・壱番館画廊 |
| 「日本選抜陶芸招待展」ロスアンゼルス・スクリップス大学 | |
| 「現代の陶芸―ヨーロッパと日本展」京都国立近代美術館 | |
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1971年
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「現代の陶芸―アメリカ、カナダ、日本展」京都国立近代美術館 |
| 「第1回日本陶芸展」毎日新聞社主催。国内巡回後、アメリカ、カナダ巡回 | |
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1972年
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個展「三輪龍作展」小倉・ルイ画廊 |
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1973年
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「第2回日本陶芸展」国内巡回後中南米巡回 |
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1974年
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「第11回日本国際美術展」東京都美術館 |
| 萩市上野に開窯する | |
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1976年
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「現代日本陶芸展」ニュージーランド、オーストラリア巡回 |
| 個展「アムール展」東京・青木画廊 | |
| イタリア「ファエンツァ国際陶芸展」にて受賞 | |
| 萩女子短期大学教授 | |
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1978年
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個展「人間シリーズ展」東京・青木画廊 |
| 「三輪龍作の作品集」青木画廊より出版 | |
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1979年
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「第8回現代日本彫刻展」(宇部)に「古代の人」を出品 |
| 国際陶芸アカデミー会員になる | |
| 「第5回日本陶芸展」 | |
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1980年
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「やきものから造形へ展」大津、池袋・西武百貨店 |
| 個展「三輪龍作展」下館・原画廊 | |
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1981年
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「山口の現代美術」山口県立美術館 |
| 「世界の現代陶芸展」佐賀県立九州陶磁文化館 | |
| 個展「初咲展」日本橋三越本店 | |
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1982年
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「現代の陶芸―伝統と前衛展」サントリー美術館 |
| 「現代の茶陶百碗展」読売新聞社主催巡回展 | |
| 「現代の陶芸氈E今、土と火で何が可能か」山口県立美術館 | |
| 個展「黒の風景展」日本橋三越本店 | |
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1983年
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「今日の日本陶芸展」ワシントン、ロンドン |
| 「現代日本美術展」ジュネーブ | |
| 「全日本伝統工芸選抜展」毎日新聞社主催 | |
| 「第7回日本陶芸展」 | |
| 「ニューリーダー展」東京・壺々現 | |
| 「現代陶芸三人展」京王百貨店 | |
| 個展「萩風展」東京・西武高輪会 | |
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1984年
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個展「白嶺展」日本橋三越本店 |
| 「現代陶芸の五人展」岡山・高島屋 | |
| 「現代陶芸の五人展」京王百貨店 | |
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1985年
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エッセイ集『僕と炎と唇と』求龍堂より出版 |
| 個展「三輪龍作 青春のエチュード展」萩・ギャラリー彩陶庵 | |
| 「第8回日本陶芸展」 | |
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1986年
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個展「三輪龍作小品展」京王百貨店 |
| 「土・イメージと形体1981〜1985」有楽町・西武百貨店、海外巡回 | |
| 個展「三輪龍作 天・地・人展」京王百貨店、京都・高島屋 | |
| 「現代の陶芸―土と炎の造形展」鳥取県立博物館 | |
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1987年
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「第9回日本陶芸展」 |
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1988年
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個展「三輪龍作 新愛液展」萩・ギャラリー彩陶庵 |
| 個展「三輪龍作 卑弥呼展」日本橋・高島屋、京都、大阪を巡回 | |
| 「サントリー美術館大賞'88」サントリー美術館 | |
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1989年
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「第10回日本陶芸展」 |
| 日本陶磁協会賞受賞 | |
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1990年
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個展「三輪龍作 卑弥呼山展」京王百貨店 |
| 「現代陶芸と原始土器展」滋賀県立陶芸の森陶芸館 | |
| 「現代の陶芸―器と陶彫展」鳥取県立博物館 | |
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1991年
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「国際現代陶芸展」滋賀県立陶芸の森陶芸館 |
| 個展「三輪龍作 卑弥呼の書展」有楽町・西武百貨店 | |
| 「第11回日本陶芸展」 | |
| 個展「陶と書」東京・岡崎画廊 | |
| 「山陽・山陰路の現代陶芸」東広島市立美術館 | |
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1992年
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「今織部―バサラの連中展」草月美術館 |
| 「日本の陶芸『今』百選展」パリ・三越エトワール | |
| 個展「三輪龍作 続・卑弥呼の書展」有楽町・西武百貨店 | |
| 「現代日本の陶芸展」ニューヨーク・エバーソンミュージアム | |
| 『陶Vol.13三輪龍作』京都書院より刊行 | |
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1993年
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個展「三輪龍作 花の為に展」京王百貨店 |
| 「第12回日本陶芸展」 | |
| 「現代の陶芸1950〜1990展」愛知県美術館 | |
| 「視線はいつも暮らしの角度で=現代陶芸うつわ考」埼玉県立近代美術館 | |
| 個展「三輪龍作 崖花展」名古屋・松坂屋本店 | |
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1994年
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個展「陶芸・三輪龍作の世界」下関市立美術館 |
| 個展「卑弥呼シリーズ」京都・大雅堂 | |
| 「アジアの心とかたち展」(財)広島アジア競技大会組織委員会主催 | |
| 「国際現代陶芸展」愛知県陶磁資料館 | |
| 「現代陶芸 7つのメッセージ展」毎日新聞社主催 | |
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1995年
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個展「三輪龍作 黒陶―騎士の休息展」日本橋三越本店 |
| 「戦後の文化の軌跡1945〜1995展」朝日新聞社主催 | |
| 「ファエンツァの風展」土岐市主催 | |
| 「陶芸の現在―発信する器展」日本橋、京都・高島屋 | |
| 「はぎやき展―破格と前衛の造形―」山口県立美術館 | |
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1996年
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「三輪窯伝統と革新の歩み展」名古屋・松坂屋美術館 |
| 個展「陶芸・三輪龍作の世界展」テレビせとうち主催、岡山・天満屋 | |
| 個展「三輪龍作新作展」蒼い樹、薫風発表、岡山・天満屋 | |
| 個展「茶室 三輪龍作の美学」山口県立萩美術館 浦上記念館・萩市 | |
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1997年
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個展「三輪龍作 瑞鳥」岐阜・高島屋 |
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1998年
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―瑞鳥に乗って―「陶芸・三輪龍作展」福岡天神・大丸 |
| 個展「やわらかい海展」山口県立美術館・山口市 | |
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1999年
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個展「三輪龍作 萩 茶陶展」京王百貨店新宿店 |
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2000年
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個展「三輪龍作・龍気碗展」日本橋三越本店 |
| 「萩・三輪窯三人展」横浜そごう | |
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2001年
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「三輪龍作・新世紀碗」を高島屋にて発表 |
| 「萩・三輪窯三人展」名古屋・松坂屋本店 | |
| 個展「三輪龍作香炉新世紀展」京王百貨店新宿店 | |
| 「世界現代陶磁器展」世界陶磁器エキスポ2001韓国 | |
| 個展「摩利耶 三輪龍作」東京.フジイ画廊 | |
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2002年
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個展「龍呼」大雅堂・京都市 |
| 個展「花器 まどろみ展」日本橋三越本店・東京 | |
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2003年
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十二代三輪休雪を襲名 |
| 「現代陶芸の華」茨城県陶芸美術館 | |
| エッセイ集「軟らかい海」講談社より発刊 | |
| 個展 十二代三輪休雪 襲名記念「金彩シルクロード碗展」高島屋 | |
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2004年
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萩陶芸家協会展 萩陶芸の現在/山口県立萩美術館・浦上記念館(萩市) |
| 萩のいま・精鋭作家展/彩陶庵(萩市) | |
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◆詳しいお問い合わせ先◆ 山口県立萩美術館・浦上記念館 |